2018.10.26 08:41朝カルレポート10月19日金曜の夜に開催された朝日カルチャーセンターでのドビュッシー講座。内容の詳しいレポートをいたします。【燃える炭火に照らされた夕べ】レクチャーは、「燃える炭火に照らされた夕べ」の演奏からスタートしました。この曲が作曲されたころ、つまりドビュッシーの晩年は病に冒され非常に苦しみを伴うものでした。大寒波の訪れや第一次世界大戦の勃発など、社会全体にも暗い影が漂っていたと言えるでしょう。さて、本作...
2018.10.19 08:58ハイドンを讃えて【ハイドンを讃えて】この作品は1909年、パリの月刊音楽雑記ルヴュ・ミュジカル・マンシュエル(SIM)誌からの依頼で作曲されました。1909年はハイドンの没後100年にあたるため、SIM誌はその記念号を企画したそう。その中の企画として6人の作曲家に「ハイドン」にちなんだピアノ曲を作曲するよう依頼しました。その6人とはデュカス、アーン、ダンディ、ヴィドール、そしてラヴェル、ドビュッシー。どうやらサン...
2018.10.19 08:53喜びの島【喜びの島】1904年の作品。この時ドビュッシーはマリー・テクシエ(愛称リリー)と結婚していましたが(リリーは2人目の妻)、のちに3人目の妻となるエンマ・バルダックと浮気、そのショックでリリーは拳銃自殺を図ってしまいます。一命をとりとめたものの、ドビュッシーはこともあろうかエンマとジャージー島という島に旅行します。(旅行というよりもはや駆け落ち)そもそも1人目の妻、ガビュリエル・デュポン(愛称ガビ...
2018.10.19 08:28ボヘミア舞曲【ボヘミア舞曲】本作は、ドビュッシー18歳の時の作品です。当時18歳の若かりし彼が、フォン・メック夫人(チャイコフスキーのパトロン)の娘のピアノ教師として雇われ、夫人の長期旅行にピアニストとして同伴していました。その夫人の計らいで、このボヘミア舞曲をチャイコフスキーのもとへ郵送しましたが、返事が帰ってきたのは約一ヶ月後。チャイコフスキーからの返事には、「とても可愛らしい曲だが、短すぎる」とあり、酷...
2018.10.19 05:48燃える炭火に照らされた夕べこの作品はドビュッシーの亡くなる前の年、1917年の2月から3月にかけて作曲されました。当時世の中は第一次世界大戦のさなかで、暖炉にくべる石炭がとても貴重でした。そんな状況下でドビュッシーは大腸癌を発症したため、石炭が手に入るか否かは彼にとって死活問題でした。そのような折、病にあえぐドビュッシーに石炭を調達してくれた商人がいたのです。そして商人は、ドビュッシーに1曲書いてくれないかと頼みました。そ...
2018.10.06 17:01【演奏会のレポート】10月4日 汐留ベヒシュタイン・サロン 菊地裕介レクチャー&コンサート先日汐留で行われました菊地裕介レクチャー&コンサート、たくさんのお客様に足をお運びいただきありがとうございました。まずは心からのお礼を申し上げます!こちらでは当日の様子について、写真とともにお伝えいたします。
2018.10.03 23:57汐留ベヒシュタイン・サロン 新橋駅からの道順第2回 C.Bechstein Japan Concert 〈秋〉 菊地 裕介 ピアノリサイタル『ドビュッシーが愛したベヒシュタインで綴る秋の光と風』会場へのアクセスを写真とともにご案内いたします。
2018.10.03 12:55汐留ベヒシュタイン・サロン 浜松町駅からの道順10月4日に迫りました、第2回 C.Bechstein Japan Concert 〈秋〉 菊地 裕介 ピアノリサイタル『ドビュッシーが愛したベヒシュタインで綴る秋の光と風』会場へのアクセスを写真とともにご案内いたします。JR「浜松町駅」から
2018.10.03 12:35汐留ベヒシュタイン・サロン 汐留駅からの道順10月4日に迫りました、第2回 C.Bechstein Japan Concert 〈秋〉 菊地 裕介 ピアノリサイタル『ドビュッシーが愛したベヒシュタインで綴る秋の光と風』会場へのアクセスを写真とともにご案内いたします。地下鉄大江戸線「汐留駅」から
2018.10.03 05:26汐留ベヒシュタイン・サロン 会場周辺のご案内10月4日に迫りました、第2回 C.Bechstein Japan Concert 〈秋〉 菊地 裕介 ピアノリサイタル『ドビュッシーが愛したベヒシュタインで綴る秋の光と風』16:30より、「ドビュッシーの知られざる世界」と題しまして、菊地裕介のピアノ、藤田崇文さん のナビゲートでレクチャーを行います。
2018.10.01 03:00灰色の雑踏を抜けて、ドビュッシーに会いに行く 歩く。ビルがそびえる道を縫って、歩く。この間まで居座っていたふてぶてしいまでの暑さがなりをひそめて、今では街のあちらこちらで秋の風とすれ違うようになった。 けたたましく放たれていた色彩が少しずつおだやかになって、街の灰色が冷たさを取り戻し始めたようだ。